突発非同期不連続

http://fmht7.hateblo.jp/archive

新武雄市図書館構想に対する各団体からの指摘事項まとめ

武雄市図書館開館前にその構想/計画に対して各団体から寄せられた懸念、指摘事項を改めて一覧にまとめておきます。
武雄市図書館に関する問題には、樋渡氏に関する問題やFB良品など大変多岐に渡りますが、今後多賀城市などでCCC委託図書館計画に際し論点を整理するために、公立図書館としての問題に着目しやすくなると考えます。

図書館問題研究会

指摘:2012年5月22日付け
http://tomonken-weekly.seesaa.net/article/272237982.html

  1. 個人情報の取り扱いについて要請
  2. 指定管理者の導入及び選定について住民、図書館協議会、議会と十分な協議と、公募の検討依頼

図書館問題研究会、佐賀県武雄市に対する要請「新・図書館構想における個人情報の扱いについて」を公表 | カレントアウェアネス・ポータル
回答:

  • 公には無し

日本図書館協会

指摘:2012年5月28日付け
http://www.jla.or.jp/demand/tabid/78/Default.aspx?itemid=1487

  1. 指定管理者制度導入の理由は何か
  2. 指定管理者制度導入の手続きについて
  3. 図書館サービスと「付属事業」について
  4. 安定的な労働環境
  5. 図書館利用の情報
  6. 図書館利用へのポイント付与

日本図書館協会(JLA)が「武雄市の新・図書館構想について」を公表 | カレントアウェアネス・ポータル
回答:

  • 対案無しの荒唐無稽

日本図書館協会の見解は対案無しの荒唐無稽だ。 : 武雄市長物語

日本書籍出版協会

指摘:2013年3月4日付け
http://www.jbpa.or.jp/pdf/documents/takeo20130304.pdf

  1. 書店、カフェなどテナントを公募したか
  2. Tポイントの付与は割引販売による利益誘導を行っているとの見方ができ、著作権法第38条第4項に定められた、非営利無償の貸与の範囲を逸脱するのではないかとの疑い。

日本書籍出版協会、「武雄市図書館に関する質問書」を公表 | カレントアウェアネス・ポータル
回答:

  • 販売エリアは公立図書館の扱いとは完全に区別
  • ポイント付与は省力化協力に対する報酬

社団法人日本書籍出版協会への回答 : 武雄市長物語

図書館友の会全国連絡会

指摘(表明):2013年7月7日付け
http://totomoren.net/siryo/takeo-seimei-ab130707.pdf (概要・送付状)
http://totomoren.net/siryo/takeo-seimei130707.pdf (本文)

  1. 自治体の首長が、特定の民間会社を指定管理者に選定し、十分な情報公開をしない地方自治のあり方は問題
  2. 「民主主義の砦」としての公立図書館の役割と公共性への配慮が欠如している問題
  3. 利用者の増加が図書館サービスに結びついていない問題
  4. T-ポイントカードと図書館カードとの併用はCCCの営業支援となる問題
  5. 図書館サービスの専門機能の継続性が担保されない問題
  6. CCCの採用は、地域振興に結びつかない問題

図書館友の会全国連絡会、「武雄市図書館の民間会社による管理・運営に関する声明書」を公表 | カレントアウェアネス・ポータル
回答:

追記

@さんのツイートを紹介します。




これほど問題点の指摘、疑義を受けている公共施設について、視察に訪れ賞賛している地方首長、議員を野放しにしておくことは、全国にツタヤ図書館の蔓延は免れないことを意味します。
武雄市に視察に行ったり講演を聞いたりした地方自治体関係者 - Togetter