Subscribed unsubscribe Subscribe Subscribe

突発非同期不連続

http://fmht7.hateblo.jp/archive

慶応大学 糸賀雅児教授の武雄市図書館に関する発言を振り返る

武雄市図書館 新しい図書館のカタチ | Jukushin.comで慶応大学 糸賀雅児教授による武雄市図書館改修後の現地踏査に基づく記事が公開されています。
この中で、糸賀雅児教授はこのように語っています。

図書館経営に詳しい文学部の糸賀雅児教授は、実際に武雄市図書館を訪れた時の印象を「他の図書館では味わったことのない雰囲気だった」と語る。具体的には代官山の蔦屋書店を彷彿とさせ、本に囲まれた感覚をもたらす書架配置やインテリア性の高い照明・家具類など、民間企業ならではの演出が随所に見られたという。
また、スターバックスやTSUTAYAが併設されていることに触れ、「今まで図書館に来なかった層を呼ぶきっかけになるのではないか」と話す。そういった意味で「従来の図書館が持っている価値とは違う価値を実現させた」と糸賀教授は見る。つまり、武雄市図書館の価値やサービスは「従来の図書館のものさし」で測ってはいけないと言う。

貸出の際に一日一回限定で3ポイント(3円分)が付与されるが、これが営利目的なのではないかという指摘がある。これに関して糸賀教授は、「図書館側はポイントを付与しているだけなので、これをもって貸出を営利目的と解釈するには無理がある。むしろ行政が税金で運営する図書館でポイントが付与されることで、結果的にポイントが使える一部の店へ客を誘導すること」のほうを問題視する。

http://www.jukushin.com/wp-content/uploads/2013/07/fde56db45648c4eededa3fb70dcce6a3.jpghttp://www.jukushin.com/wp-content/uploads/2013/07/11127f306adfaed87bc6568b7ef6f84b.jpg
これらの写真には「(糸賀雅児氏撮影)」と書かれており、現地をご覧になっての発言であることは確かです。
これまで、どのような発言をされていたか、振り返ってみたいと思います。

2012年11月21日

糸賀先生会場にいますか?
(会場内で糸賀先生が見つかる)
貸出中心主義から、武雄市のようなモデルがでることについて糸賀さんに意見聞きたい

糸賀 雅児先生/

  • いまもお話を聴いて、武雄市の取り組みは面白いと思う。
  • ただ、日本の図書館の発展を考えると、南先生のいう50年間の転換の間にも日本もおもしろい図書館はたくさんあった。
    • 例えば浦安市の事例などは、無料貸本屋とは言えない
    • 貸出と市民の学びに対する需要にこたえるという事は各地で行われていた
  • 武雄市のように市長がよく図書館を理解していれば、それは直営であっても指定であってもまちづくりと結びついた図書館が出来る
  • 問題は図書館のあるべき姿を行政に理解してもらえるかということ
    • 図書館からの働きかけも不足していた
  • 最近図書館について理解を深めている首長もあるので良い図書館も増えている
  • 武雄市の図書館の取り組みは面白いと思う
    • 代官山蔦谷書店のノウハウを武雄の図書館に活かしたときどのような図書館になるのかを観てみたい
  • ただ、Tカードの運用が気になる
    • 一部の民間サービスを行政が先導するということに対して疑問を持つ
    • 行政の公平性が担保されるかは気になる
  • 書架作りについてなどは直営も見習う点がたくさんある
指定管理者制度の最前線-地方分権時代における図書館の可能性 | 第14回 図書館総合展

2013年4月1日

図書館経営に詳しい慶応大学の糸賀雅児教授は「市場の拡大にならないと判断すれば、撤退もあり得る。その場合、CCCのノウハウを前提とした施設を自治体やほかの企業が運営するのは難しい」と指摘する。

公立「ツタヤ図書館」オープン 佐賀・武雄市に - 安楽秀忠、東郷隆 - 本のニュース | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

2013年10月2日

 慶応大学の糸賀雅児教授(図書館学)は、図書館で本を売るシステム自体は評価するが、「他の書店は図書館という人が集まりやすい空間を使えない。行政による一企業への協力で、他の店が経営難になるのはおかしい」と指摘する。
 そもそも、CCCも商売を前面に出さざるを得ない事情がある。開館時間延長などで人件費が増える一方、運営委託費は従来より800万円減の1億1千万円。賄い切れない分を民業で補う。CCCによると、CD・DVDレンタルが伸び悩む分を、スターバックスや蔦屋書店の売り上げでカバーしているという。
 糸賀教授は「売り上げを重視しなくても安定して運営できる仕組みが大事。市はCCCへの委託費を増やすことも考えては」と話す。

嘆く書店、にぎわう温泉 ツタヤ図書館効果明暗 - 東郷隆 - 本のニュース | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

視察したことがある図書館運営に詳しい慶応大学の糸賀雅児教授(図書館学)は「(併設するコーヒーチェーンの)スターバックスと蔦屋(つたや)書店によるブックカフェ目当ての人が多い。閲覧スペースもスタバ周辺に偏りがちだ」と指摘。図書館部分の露出を増やす空間作りが大切だと語る。

朝日新聞デジタル:ツタヤ図書館、集客抜群 カフェ目当て? 佐賀・武雄 - 社会

糸賀雅児教授の今後の予定

  • 2013年10月30日 第15回 図書館総合展

図書館総合展のフォーラム「“武雄市図書館”を検証する-ニュースとなった〈武雄〉から〈公立図書館界〉がみえてくる- 」でパネリストを務められます。

論点が多すぎて語り尽くされなかった感のある前年の「武雄図書館」フォーラム。開館後ということもあり、今年は議論し尽くします。

発表者:
パネリスト:樋渡啓祐(佐賀県武雄市長)
パネリスト:糸賀雅児(慶應義塾大学文学部教授)
パネリスト:高橋聡(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社プロジェクトリーダー)
コーディネーター:湯浅俊彦(立命館大学文学部教授)

“武雄市図書館”を検証する | 第15回 図書館総合展

全国図書館大会第1分科会「公共図書館<地域を活かし、未来を創る図書館> 」ではコーディネーターを務められます。

第1分科会(公共図書館)のテーマは「地域を活かし、未来を創る図書館」です。平成24年12月に「図書館の設置及び運営上の望ましい基準」が改正され、知識基盤社会を支える地域の情報・交流拠点としての公共図書館の存在価値はますます高まっています。第1分科会では、まちづくりや住民の交流、ビジネス支援や多種多様なイベントなどの新しいサービスを展開し、全国的に注目されている図書館の皆様に事例発表をしていただきます。

第1分科会|第99回全国図書館大会福岡大会

*1

区 分 演題(テーマ) 職・氏名
基調講演コーディネータ 図書館政策の動向とこれからの図書館経営 慶應義塾大学教授 糸賀雅児
事例発表Ⅰ まちを元気にするわくわく図書館 長野県小布施町立図書館まちとしょテラソ前館長NPO法人オブセリズム代表 花井裕一郎
事例発表Ⅱ 小山市立図書館の農業支援サービス~地域に根ざしたビジネス支援の形~ 栃木県小山市立中央図書館奉仕係 大塚由香利
事例発表Ⅲ コミュニティーを育む舞台としての図書館 ~奈良県立図書情報館の事例から 奈良県立図書情報館 総務企画グループ調整員 乾聰一郎
事例発表Ⅳ 公立図書館の市民価値を高める 佐賀県武雄市教育部 文化・学習課係長 錦織賢二

コメント

武雄市図書館 新しい図書館のカタチ | Jukushin.comに対するコメントです。

その他コメント

*1:当初 https://amarys-jtb.jp/NOZData/Img/FileUp/Honban/SetUpFree/3588/fre_0_1_108_1_3588.pdf に情報あり